学校に保健室があるように、 地域にも気軽に行ける保健室があっていいじゃないか



新宿区の戸山ハイツは昭和20年代後半にできた大型団地です。当時は先端をいく団地のはしりで、人気が高く、なかなか入居することができませんでした。50年以上経った今、その戸山団地は孤独死や高齢化問題でその名を知られるようになりました。その団地ビルの一角、空き店舗を利用して作られた「暮らしの保健室」があります。






「地域に開かれた保健室」として、保健師さん、看護婦さん、ケアマネさん、医療関係スタッフ等が常駐し、数多くのボランティア・スタッフに支えられながら、「気軽に、無料で健康や医療、介護の相談ができる場」を地域の人たちに提供しています。見学している間も、指圧学校に通う若いボランティア・スタッフが来訪者にマッサージを施しながら談笑していました。白木の柔らかい色調のお部屋の中で、やわらかい人間関係を見ながらも、私の頭の中は、運営費はどれぐらいかな、専門スタッフがいてとても安心だけど、お金かかるだろうな、流山は出さないだろうなあ・・・とか思いがめぐっていました(^_^;) 


この「保健室」は厚生労働省の在宅医療連携拠点事業のモデル事業として、23年度、24年度指定を受け、1年目に1,400万、2年目に2,100万の助成金をもらい、運営しています。(やっぱりね!)オープンして2年。日本赤十字看護大学の方々が利用者アンケートをした結果、
・外出回数が増えた:23.5
・友人づきあいが増えた:17.6
・生活に張り合いができた:29.4
飲む薬の種類が減少した:8.8
通院する病院や診療所の数が減った:14.7
・相談できる医療従事者ができた:20.6
高齢化すると、なんといっても、健康、医療、介護の不安が生まれます。こうした不安を、日常の生活圏内で解消できる場があればいいですね。アンケートにあるように、飲む薬が減ったり、病院の通院回数も減ったり、医療費削減にもつながります。クリアすべき課題はいくつもありますが、「暮らしの保健室」のような相談支援体制が流山でもぜひとも整備・充実されることを願っています。