一般質問:2020年東京オリンピックキャンプ地誘致について

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて各自治体のキャンプ地誘致活動が活発化している。流山も、新総合体育館完成、そして、卓球台世界シェアNO1のサンエイの所在、ということから、オランダ卓球チームにキャンプ地誘致を働きかけている。昨年12月議会で市長が発表なさった以降、流山市の誘致活動はどのように進んでいるのか?また、誘致成功の際の経済的負担、商工業への影響をどのように見通しているのか?
 
【答弁】  3月に私(市長)がオランダ大使館を訪れ、要望を提出した。5月には知事がオランダ訪問の際に、委員会幹部に流山のPR誌を手渡していただき、積極的な活動を行っている。経済波及効果は状況により変わるので、今は招致を実現することのみ考えている。

 【再質】  3月に市長が、5月に知事がキャンプ地誘致を働きかけている真ん中の4月、サンケイ新聞によれば、 「オランダ駐日大使が4月2日、佐賀県知事を訪問。2020年の東京五輪に参加するオランダ選手団のキャンプ地として、佐賀県を本国のオリンピック委員会に推薦していることを明らかにした」とある。市長は自ら大使館を訪問し、要望を出しているが、オランダの反応、感触はどうか?

【答弁】  感触を得られるように、努力をしているところである。

 【再質】  かつて、流山は、オランダと姉妹都市関係を結ぼうとしたが、なかなか進展しなかった。当時の部長答弁では、「ライデン市からは締結を行う考えはない回答をいただいた。デルフト市は、現在まで返事がない。今後の展開については・・・流山市の一方的な思いを申し上げているのでありまして・・・」とある。流山とオランダの関係は、これまで、極めて流山の一方的な片思いの感があるが、もしオランダがだめなときは別の国は考えないのか?
【答弁】  考えていない。

 【再質】  組織委員会の「事前キャンプ候補地」ガイドラインによれば、「キャンプの受け入れでどのような効果を自治体として求めるのか、どのようなサポートを行うのか、各自でご検討いただきたいと思います」と明記されている。 今回のキャンプ地誘致は、自治体の裁量にかなりまかされているという印象を受ける。 他の自治体では、ことしの夏に北京で開催される世界陸上で、アメリカチームのキャンプを誘致し、オリンピックでの海外チームのキャンプ地誘致につなげていこうとしたり、また、町田市は、26年度オリンピック関連事業費に約870万円、27年度は約400万の予算を組み、オリンピックキャンプ地誘致を機に市を売り出すシティセールスも兼ねている。 これに対し、流山のキャンプ地誘致は独自の策がないように見える。名乗りをあげる限りは、流山独自の誘致策で取り組んでいただきたい。 また、これを機に、流山の卓球に力をいれることを要望する。