2013年09月28日(最終更新 2013年09月28日 01時33分)
臼杵市は10月1日から、ボランティア活動に取り組む市内の65歳以上の高齢者を対象に、現金などと交換できるポイントを付与する制度を始める。中野五郎市長は「長年培った経験を地域で生かしてもらいたい」と話している。
市によると、9月1日現在の65歳以上の高齢化率は34%で、10年後には40%に達するとみている。このため、お年寄りが積極的に支え合う地域をつくろうと企画した。
「お達者長生きボランティア制度」と名付けた活動は、介護施設の食堂内での配膳やシーツ交換、散歩や外出の補助のほか、児童の登下校時の見守りや声かけ、地域で開かれるイベントの会場設営手伝いなど。活動内容を自分で選び、市役所で登録手続きをすれば、手帳が交付される。市は初年度、100人の登録を見込んでいる。
1時間程度の活動で100ポイント分(100円相当)のスタンプ1個がもらえる。スタンプは1日に2個までで、5千ポイントを上限に、現金か市内の商店で使える商品券(5500円分)に交換できる。交換時期は年度末を予定している。臼杵市高齢者支援課=0972(63)1111。
=2013/09/28付 西日本新聞朝刊=