U字溝にふたをしてくれという要望は多い。担当課に伝えて、その年度の予算内で少しずつやっていただいているが、
しばらくして、要望を出した市民から
「あんなふたなら、やらないほうがいい」
という声がかえってくる。
「あんなふた」はこんなふた⇒
市民の方はこんなふたを期待していた。
つまり、段差のない、バリアフリーのふたである。
先日も、議会報告会で、ある自治会の会長から、
「あれ(上の写真)は壊れやすいし、あぶない。
お年寄りがつまづきやすい。
フラットでバリアフリーのふたにしてくれないか」
とおっしゃる。
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普段も側溝のふたに気をつけてみるようにしているが、右のようなふたをあれば、下のような鉄板もある。
市役所にたずねるが、いずれもコスト的に無理だということだ。
コスト的に無理だとはねつけるか、多少、時間はかかっても少しずつでも市民の要望にあわせるように図っていくかは選択の問題である。
それはともかく、私のところに、U字溝のふたの不満は案外多い。そのことを市役所の方に伝えると、ほんとうに「え~!」って驚いていた。「感謝されていますよ。
ふたをしてくれて、どうもありがとうって感謝の言葉をもらいますから、ず~っと感謝されているものとして仕事してます」
と目を真ん丸にしておっしゃる。
今度はこっちが「え~っ」である。もちろん感謝の方もいらっしゃるが、あぶない、という声もよく聞く声だからである。
市民の声は思う以上に、市に伝わっていない。
