ーー 今年度の改革では、やはり新しい総合事業に注目が集まっています。
現場を回っていて感じたことを率直に言うと、新しい総合事業はおそらく2割程度の保険者ではそれなりにうまくいくと思うんです。逆に言うと8割は失敗しますね。そう簡単にいかないですよ。
ーー ほとんど失敗じゃないですか。どうして...？
問題は大きく2つです。まずは多様なサービスを支える担い手の確保。住民主体って言うと聞こえはいいんですけど、実際に手をあげる人はかなり少ないんじゃないでしょうか。今年度から要支援1、2の報酬がすごく下がったわけですが、例えば基準を緩和したサービスではさらに安くなりますよね。システムとしてきちんと動かせるほどの人を集めるのは、相当難しいと思っています。
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