公共交通と高齢化:住みづらい街にならないか!

免許証を返納するかどうかは、高齢者の大きな課題となる。なかなかふんぎりが
つかない。言うまでもない。たちまちにして、生活の不便さが目に見えているからだ。高齢化がもっと進めば、高齢者の市民にとっては住みづらい街に変貌しないのか?

この高齢化と公共交通の問題は、東京のど真ん中、品川区でも大きな問題となっている。知り合いによれば、
「品川区は、公共交通路線の京急バスと東急バスが4分毎に走っているが、全て駅と駅を結んだ幹線道路だけ。今、地域からの要望を受けて、区議会では『コミュバス』の運行問題で活発に執行部を突き上げています」
理由は「現状バス路線はどれも、都心方面に行く駅になっている。一方で、区民は高齢化して、もう都心へ行くような年代ではない。むしろ区役所や公共施設へ行きたい人が多く、車の運転も避けたいので、そうした区内循環バスがほしい」

10年前、流山市には公共施設をまわるバスがあった。これを住宅地と駅をつなぐぐり~んバスに移行して利用者が増えたと市当局はいう。が、時代が変われば、時代に合わせる柔軟性が必要である。10年は長い。引き続き、公共交通と高齢化問題を取り上げたい。